毎年10月、都道府県別の最低賃金の改定があります。
ここ2年連続で大幅な引き上げがあったにも関わらず、
令和5年10月からの最低賃金は過去最高の引き上げとなる見込みです。
ついに、全国平均が1,000円台になりそうです。
先月7月28日開催の第 67回中央最低賃金審議会で答申され、
政府が掲げる「誰もが時給 1,000 円」への通過点となる「全国加重平均 1,000円」が、
ついに実現することになりそうです。
都道府県の経済実態に応じて分けられたABCDの4ランクごとに、
<Aランク41円>
埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪
<Bランク40円>
北海道、宮城、福島、茨城、栃木、群馬、新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、三重、滋賀、京都、兵庫、奈良、和歌山、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、福岡
<Cランク39円>
青森、岩手、秋田、山形、鳥取、高知、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄
ここ愛知県はAランク。
大幅な最賃引上げを掲げる政府の目的のひとつとして、
低賃金労働者の待遇改善による格差是正や、
地域社会の活性のため、と言われています。つまり労働条件の改善を図るものです。
最低賃金は時給のため、今回の大幅引き上げで月給者、日給者、
固定残業代などが最賃に抵触していないか、うっかりして確認していないと
最賃法に抵触してしまう場合もありますので、ご注意ください。
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